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日本の右派指向日刊紙、産経新聞が先月31日、朴槿恵（パク・クネ）大統領を明成（ミョンソン）皇
后(閔妃)に比喩するインターネット版コラムを掲載したことをめぐり、韓国国内ポータルサイトと
SNSなどでは激昂した反応の文等が多数上がっている。

この日、ポータルサイト・ネイバー関連記事にあがったコメントには「私たちの大統領を閔妃のよう
だというのは(産経新聞が)刺客を放って殺害をそそのかすことに違がわない。産経ソウル支局を
直ちに閉鎖しろ」(ID ycki)、「それなら安倍は伊藤博文だ。第2の安重根（アン・ジュングン）が現れ
るだろう」(k001)などの文が載った。

ツイッター上でも反日指向の文等が無数に上がっている。一部は露骨な用語を動員して日本を攻
撃した。

「人面獣心の日本猿は相手にする必要がない」、「日本極右勢力は悪魔」、「日本も米国にこびて
生きるのではないのか」、「富士山が爆発する時になったか」のような文等が次から次へ掲載され
ている。

「安倍も(狙撃された)伊藤博文の姿になるだろう」、「チョッパリ根性はどこへ行くのか」、「だから君
たちの島は沈むんだ」という文等もある。



▲産経新聞のコラムを批判するツイッター文等

右派インターネットサイトの‘イルベ’では‘大韓民国…産経新聞爆破指令を下せ’という文が載っ
た。「日本国内に義烈団を作って産経新聞を爆破しよう」という内容だ。この他に「産経新聞を直ち
に廃刊にさせよう」、「産経新聞をハッキングしよう」という内容の文等も掲載された。

一方、韓国政府は産経新聞の該当コラムについて記事削除を要求するという立場を明らかにした。
政府当局者は1日「歴史歪曲と歴史修正主義のDNAを持って過去の歴史について厚顔無恥な主
張を日常的に行う日本国内の特定要人とこれに関係した報道機関の誠意のない記事は政府次
元で論評する一考の価値もない」とした。

引き続き「該当報道機関に記事削除と再発防止を要求する予定」といった。

チョ・ベッコン記者

[出処]この記事は朝鮮ドットコムで作成された記事です

ソース：朝鮮日報(韓国語) 朴大統領'閔妃'比喩コラムにインターネット激昂..."安倍は伊藤博文""
チョッパリ"
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/09/01/2015090101697.html

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「どうせ、中国の属国だったのだから……」　/　韓国は「恐怖」と「甘え」の狭間で生きる

（前略）━━ 韓国では「等距離外交」が当たり前、ですか！

鈴置：ええ、韓国人の平均的な意見は「米中間では等距離に位置すべきだ」との方向に傾いています。
ただ、「米韓同盟は維持しておきたい」という人も多いと読むべきでしょう。米国には、北朝鮮からの
攻撃を防いでもらわねばなりませんからね。

━━ 米中等距離をやりながら米国に守ってもらう――そんな虫のいいことが可能ですか？

鈴置：韓国人の多くが可能と考えています。日本人から見れば、あるいは韓国では珍しい外交感覚の
ヴァンダービルド氏から見れば、それは「米国に対する甘え」なのですが。
　韓国人と話せばすぐに分かりますが「こんなことをしていたら、米国が怒り出すだろうな」と
考える人は予想外に少ないのです。「確かに韓国は米国に世話になっている。でも、米国は韓国との
同盟をやめるわけにはいかない」との認識からです。

━━ なぜ「米国が韓国との同盟をやめられない」のでしょうか。

鈴置：平均的な韓国人は現在の国際社会を冊封体制的な視点で見ています。そこでは朝貢国は、
冊封体制に属しているということだけで、宗主国に恩を売っているのです。
　なぜなら宗主国の皇帝は、より多くの朝貢国を抱えることで内外に権威を示せるからです。
だから、朝貢物よりもはるかに価値がある品物が宗主国から下賜されるのです。
　現在の韓国人も「私は中国側に行ってもいいのだけれどまだ、米国と同盟を結んであげているのだ」
と、心のどこかで思っています。
　明清交代期に朝鮮は明と清の双方に朝貢しました。二股外交です。当然、明清双方から「敵方に
行くなよ」と言われました。しかし清の力が決定的になるまで、いずれからも白黒を付けるよう
厳しく迫られることはありませんでした。
　明も清もその覇権が不安定な時期は、朝鮮を相手方に押しやるような厳しい姿勢はとれなかったのです。
そこで数十年間ですが、朝鮮の二股外交が成立したのです。（>>2-5に続く）
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/082500011/